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バイク便の記憶2

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今回も、もう少しバイク便の記憶を掘り返してみようと思います。


バイク便に危険はつきものです。


私の契約していた会社は当時200人ぐらいのライダーが在籍していたと記憶していますが、
ほぼ毎日のように大なり小なり事故が起きていたように記憶しています。

私も仕事を始めて一週間後に事故に遭いました。

車線の一番左側を走っていて、客を見つけて急に幅寄せしてきたタクシーと接触してしまいました。

大事には至りませんでしたが、仕事に慣れてきたころの事故だったので
けっこう落ち込んだと記憶しています。


その後約12年間のバイク便生活で、4~5回事故に遭いましたが、
幸い大きな事故は無く、無事バイク便人生を終えたわけですが、

一緒に仕事をしていたライダーのなかには事故が原因で仕事を辞めっていったライダーが多くいました。


・渋滞中、反対車線から追い越しをかけて、対向車と正面衝突し飛ばされてお尻から落ち
骨盤を骨折して半年近く入院したライダー。

・交差点に進入したところ、信号無視してきたトラックの真横に突っ込み数か月入院したライダー。

・渋滞をすり抜け中、ドア開けをくらって指を切断したライダー。

・Uターン中の車に真横から猛スピードで突っ込み数十メートル飛んで、
顔面から落ち、顔が変わってしまったライダー。


思い出したらキリがないですが、当然亡くなったライダーも何人かいました・・・



私の直接の知り合いには仕事中の事故で亡くなったライダーはいませんでしたが、
業界内で流れてくる情報で、毎年1~2名ぐらいは亡くなったという話を
聞いていたような記憶があります。


なので、
最初はイケイケで“とにかく速く届けるんだ”という気持ちで走っていたのが、
だんだん事故のことが常に頭をよぎるようになって、
いつの間にか自己防衛能力がつくようになってくるんですね

いくら交通規則を厳守して走っていても、事故れば痛いのは自分。
けがをして何百万円もお金をもらっても、
一生治らないけがをしてしまったら元も子もない。


そう思って途中からは走っていました。


だから、バイク便の仕事を辞めることが決まって、その日が近づくにつれ、

「ここまできたら事故りたくない」

という気持ちがどんどん高まって、ついに最終日無事終わったとき


ものすごい安心感と開放感があったと記憶しています。


ちなみにバイク便を辞めた時はゴールド免許でした。



今では、あの寒くて、暑くて、危なくて、汚い(人が多かった)、バイク便は
もう二度とやろうという気持ちはないんですが、

当時からまだ現役で続けているライダーも何人かいますので、そのライダーたちの
無事を願わずにはいられません・・・





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