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初めてのバイクの納車の日の記憶

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久しぶりになりました。

私はかれこれ16歳で免許を取って35歳でバイク便を辞めるまで、
約20年間ほぼ毎日バイクに乗っていました。

その原点となる、始めてのバイクが納車された日の記憶は、今でも忘れられないです。



16歳になってすぐ自動二輪中型免許を取得して、
初めて買ったバイクはホンダのNS250F。中古で28万円。

ヘルメットやら諸経費やらで32万円ぐらいになり
自分でスーパーのアルバイトをして貯めた20万円と祖父から借りた12万円で購入しました。

いよいよ納車の日。

高校から帰って、夕刊配達のバイトが終る時間に合わせて
自宅に納車をお願いしていました。

納車前に事故っちゃいけないと、新聞配達をやけに慎重に終わらせた記憶があります。

俺のNS250Fをバイク屋さんが軽トラで納車してくれました。

俺のものになったNS250Fを少し眺めて早速走らせました。

なぜかおふくろが俺を見送ってました。


ノロノロと慎重に走らせ、
まず行きたくなったのはチャリンコでよく行っていたところ。

チャリンコでいつも「遠いなあ」と思っていたところに行ってみようと
小学生の頃によく釣りに行っていた少し離れた調整池へ
そこは田んぼの中の一本道を抜けた先の分譲団地の端にあり、道は広く、車はあまり走っていない場所でした。


昔チャリンコで必死に走っていた場所を
こんなに楽チンに風を切って走っている…などと優越感に浸りながら
バイクのスピードを少しずつ上げていきました。

メーターをみているともうすぐ100キロ!

と思って前を向いたら目の前に道路の縁石が迫っていて、

あっという間にブレーキをかける間も無く乗り上げて

転倒!

一瞬何が何だか分からなくなり、
とりあえず起き上がってバイクを見ると
タンクがべっコリ凹んで、フロントフォークは曲がって、
先ほど納車された俺のNS250Fはあっという間に走行不能になっていました…

やっちまった…

とうなだれていると、
通りかかった小学生の女の子に
「大丈夫ですか?」
と心配される始末

とにかくバイクは押すこともできない状態なので、
近所の家で電話を借りて
さっき納車してくれたばかりのバイク屋さんに来てもらうハメになりました…

バイク屋さんを待っている間、幼なじみのお母さんがたまたま通りかかって声をかけてくれましたが、
恥ずかしさと情けなさで

「調子に乗って転んじゃいました…」

なんてことを言ったような記憶があります。


両肘と両ひざはすり傷だらけになり、
翌日一応医者に行って遅れて学校に行くと、

親友だったイイムが

「今日は嬉しくて走りに行って来ないのかと思ったよ」

というので

「転んだ」

というと、おもいっきり大笑いされたことも記憶に残ってます。




その後NS250Fはなんとか修理して、
しばらくは道の端っこをノロノロ走ってましたが、
一年も経つと仲間とワインディングを攻めに行って膝を擦りながら走ったり、
散々転んだりしてました。

日光にツーリングに行ったり、鈴鹿までバイクの世界GPを観に行ったり、
高校を卒業するまでたくさんの思い出を残してくれました。
















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